積立投資と米国ETFで夢の不労所得生活

24歳から始めた積立投資で2人の子供が社会人になる50歳までに不労所得500万円を達成しアーリーリタイアを目指すちろりんのブログ

特別給付金10万円のオンライン申請を実際にやってみました!

新型コロナの猛威は未だ収まらず大変な状況ではありますが、政府が「一律、一人当たり10万円の給付を行う」ことを決定しました。

緊急事態だからこそ少しでも早く、各家庭の損失補填・負担軽減し、消費促進で経済の回復を図るため、簡素な仕組みかつ迅速な対応として決定した特別給付。

せっかくの制度なので有効に活用すべく、さっそく申請をしたので、他の方の参考になればと実際の画面を交えつつ説明したいと思います。

特別給付(概要)

給付対象者と受給権者

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世帯主が家族分まとめて申請するようです。

扶養家族の分はまとめて申請するかと思っていましたが、扶養家族でない配偶者の分も含めて世帯主がまとめて申請するんですね。

特別定額給付金の申請方法

申請方法は以下2種類。

  1. 郵送での申請
  2. オンラインでの申請(マイナンバーカードを持っている人)

「1.郵送での申請」の場合は、住民票所在の世帯主宛に給付対象者(住民基本台帳に記録されている者)の申請書が郵送で送られてくるので、それに従って申請するようです。

「2.オンラインでの申請」はマイナンバーカードを持っている人のみが対象です。(通知カードのみではだめ。)

私はオンラインでの申請をしましたので、具体的なやり方は後述します。

申請期限

申請期限は、郵送方式の申請受付開始日から3ヶ月以内とのこと。

申請受付開始日は市区町村によって異なるようなので、申請期限も市区町村によって変わってきますね

後回しすればするほど、申請忘れの可能性も高くなると思うので、オンラインでできる人はすぐに、郵送での方も届き次第すぐに対応されることをお勧めします。

特別定額給付の実際の申請方法

オンライン申請サイト

オンラインで申請する方は以下サイトへアクセスください。

https://app.oss.myna.go.jp/Application/applicationDownload/exec?top

私は自宅のパソコンから申請しました。

OSはWindows10、ブラウザはGoogle Chromeで実施しました。

申請自体はサイトの案内にしたがってやれば特に迷う部分はなく、申請は10分~15分程度で完了できました。

実際の申請手順

ではここからは実際の画面を掲載しながら説明します。

まず、住んでいる地域を入力します。
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地域を選択すると、②が活性化し選択できるようになります。
「検索方法」で『ぴったり検索』(初期表示で選択されている)を選んだあと、「Step1.お探しのカテゴリーは何ですか?」で『☑特別定額給付金』にチェックを入れ、「この条件で探す」ボタンをクリックしてください。
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ページ下部に「申請する」ボタンがない場合、まだオンライン申請の受付を開始していない自治体です。(私もGWにやったときはありませんでした。)
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「申請する」をクリックすると、ポップアップで注意メッセージがでるので、「OK」ボタンをクリックします。
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申請方法の確認画面に遷移しますが、「次へすすむ」をクリックします。
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電子証明書の動作確認画面に遷移します。
私の場合、「STEP3.マイナンバーポータルAPのインストール」が未済だったので、赤字の「こちら」をクリックし、アプリをインストールします。
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STEP1~3の準備が整うと、STEP4が活性化するのでチェックボックスすべてにチェックをいれ、「次へすすむ」ボタンをクリックします。
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STEP1.連絡先の入力
入力後「次へすすむ」ボタンをクリックします。
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STEP2.申請者情報の入力
緑色の「マイナンバーカードを読み取り」でマイナンバーカードの情報を読み込めば入力の手間を少し省けます。
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ちなみに「マイナンバーカードを読み取り」を押すと以下画面になるので、「カードを読み取る」ボタンをクリックします。
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以下のポップアップがでるので、パスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
f:id:chirorin634:20200510010047p:plain

元の画面で申請者情報が入力されているので、適宜修正のうえ、「次へすすむ」ボタンをクリックします。

STEP3.申請情報入力
給付金の振込口座情報と、世帯主が家族分まとめて申請するため他の家族の情報を入力します。
※家族の情報は名前のみでマイナンバーの入力は不要でした。
(個人名や口座情報あるので画面コピーは割愛します。)

STEP4.入力内容確認
STEP2, 3の内容が表示されるので、間違いないか確認して「次へすすむ」ボタンをクリックする。
(ここも家族の名前等表示されているのと、単なる入力内容の確認画面なので画面コピーは省略)

STEP5.添付書類の登録
STEP3で入力した口座情報が確認できるものを添付します。
私はキャッシュカードをスマホで写真撮ってアップロードしました。
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STEP6.書類確認
申請にあたり電子署名が必要となるので「以上を確認・同意し次へ」をクリックする。
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STEP7.電子署名付与
カードリーダーをつないでマイナンバーカードを読み取る準備をしたら、「電子署名を付与する」をクリックする。
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STEP8.印刷・送信
特にエラーがなければすぐに以下の画面になるので、「送信する」ボタンをクリックする。
f:id:chirorin634:20200510010106p:plain

受付番号が表示され、申請はこれで完了です!
ここまで10分~15分くらいだと思います。
最後に申請書の控えをダウンロード・メール送付できるので必要な方はボタンをクリックしてください。
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ちなみに「登録アドレスに送信」を押すと、以下の通りボタンが非活性となり、メールが送付されました。
(メールには「控えをダウンロードする」をクリックしたときと同じzipファイルが添付されてきました。)
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最後に

申請自体はすごく簡単であっという間でした。

画面コピーを取ったりしながらでも15分もかかりませんでした。

ただ、マイナンバーカードを持っていて、かつカードリーダーを持っていて電子署名できる人でないと、オンライン申請できないので、多くの人は郵送での申請になるのかもなと思ってました。

毎年確定申告をしていて、税務署行くのもめんどくさいし、という私みたいな人は全部準備できていましたが、少なくとも妻はマイナンバーカードももっていない(通知カードのみ)ですし、サラリーマンの人は確定申告していない人も多いと思うので、どれくらいの人がオンライン申請しているのか興味があります。

まぁ何にせよ、一人につき10万円、私は4人家族なので40万円の給付は少なくない額ですので、有意義に使いたいと思います。

(全額投資に回す予定なので、実際に何に使ったかはまたご報告します)

【HDV】少数精鋭の高配当ETF。私も保有するiシェアーズ 米国高配当株ETFの紹介

こんにちは。ちろりんです。

インカムゲインを目標に低コストかつ高配当のETFを調べると次の3つに行き着くと思います。

VYM・HDV・SPYDです。

今回はこの中からアクティブ運用色が強く、そのくせ経費率が格段に低い、私も保有する高配当株式ETFHDViShares Core High Dividend ETF
iシェアーズ 米国高配当株ETF)について解説します!

HDVってどんなETF

基本情報


ティッカー

HDV

名称

iシェアーズ 米国高配当株ETF

運用会社

ブラックロック

ベンチマーク

モーニングスター配当フォーカス指数

設定日

2011年3月29日

ファンド純資産総額

60.4億米ドル(6455億円)

構成銘柄数

75銘柄

構成基準

時価総額加重平均

経費率

0.08%

配当利回り

4.62%

配当月

年4回(3月,6月,9月,12月)

HDVが連動を目指すモーニングスター配当フォーカス指数とは米国大型株が集まるS&P500構成銘柄のうち、財務健全性が高く配当金を支払い続けている米国超優良企業の利回り上位75社で構成されます。

独自の条件を設定するスマート・ベータ型の指数で、年4回のリバランスがあり、銘柄の入れ替えが多く、売買回転率が高いです。

競合となる高配当ETFのVYMの回転率は10%程度ですが、HDVは50%を超える時があります。

そんなアクティブ色の強いHDVはコロナショックの影響もあり、配当利回りは4.6%超の高利回りETFにも関わらず、経費率は0.08%と驚異の低さです!

75の銘柄に投資しながら、これだけの利回り・経費率とは米国ETFは優良なETFが多く、日本も見習ってほしいと心から思ってしまいます。

構成上位銘柄



#

ティッカー

銘柄名

構成比率

累積比率

セクター

VYM

SPYD

ダウ

1

XOM

EXXON MOBIL CORP

10.0%

10.0%

エネルギー







2

T

AT&T INC

8.4%

18.4%

通信







3

JNJ

JOHNSON & JOHNSON

7.6%

26.0%

ヘルスケア







4

VZ

VERIZON COMMUNICATIONS INC

6.9%

32.9%

通信







5

CVX

CHEVRON CORP

6.8%

39.7%

エネルギー







6

PFE

PFIZER INC

6.5%

46.2%

ヘルスケア







7

CSCO

CISCO SYSTEMS INC

4.5%

50.6%

情報技術







8

MRK

MERCK & CO INC

4.3%

54.9%

ヘルスケア







9

KO

COCA-COLA

3.6%

58.5%

生活必需品







10

PEP

PEPSICO INC

3.6%

62.0%

生活必需品






上位10銘柄で全体の62%を占めており、構成比率トップのエクソンモービルは1銘柄で10%を占めるなど、上位銘柄の影響を強目に受けるのは事実ですが、それにより高配当を実現していると言えます。

その分、財務健全性の高い企業を厳選しており、年4回のリバランスで条件から外れる銘柄は組み替えることで、構成銘柄個社ごとの倒産リスク低減を図っています。

HDVを構成上位銘柄は米国高配当株投資で個別銘柄としても有名なものばかりですが、個人でこれらの銘柄を別々に購入し、米国企業の決算書を読んだり、最新情報を日々入手し、財務健全性や配当持続性をチェックの上、必要に応じて組み換えることが並大抵の労力じゃないことは想像に難くないですが、その作業を勝手にやってくれるHDVはとても魅力的です。

セクター比率

11の業種別にその構成比率を見てきたいと思います。

ここでも競合となるVYM、SPYDや銘柄選定元のS&P500を代表するVOOとも比較してみたいと思います。

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セクター構成比率

*1

並べてみると同じ高配当ETFと言っても、その中身にはかなりの違いがあることがわかると思います。

今回はHDVの特徴に絞って説明します。

四半期に一度リバランスされ、構成銘柄も変わるためあくまで現時点での参考ということになります。

エネルギー、ヘルスケア、通信を中心にこれだけで62.7%を占めます。

かの有名なシーゲル教授も著書「株式投資の未来」の中で「生活必需品」「ヘルスケア」「エネルギー」は長期で保有することでS&P500を上回る成績を残すことができると紹介しています。

不景気にも強いとされる「生活必需品」や「ヘルスケア」といったディフェンシブ銘柄かつ高配当銘柄の優良企業に投資したいと考える人は、このHDVは一考の価値があると思います。

配当実績

直近の配当推移

https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vTuhIk2WWUfDm9RpG-lLsugpYW4iGHv95EiaxIe0UZwYbHdLTBhByOtuGtJhVBgTFEtKB_xFtTn0GiP/pubchart?oid=2068639092&format=image

ファンドが設定された2011年以降の実績を掲載します。

リーマンショック時の実績を見られないのは残念ですが、3%以上の利回りをキープしつつ、年々増配傾向にあるように見えます。

今後も増配・高配当が維持され続ける保証はありませんが、常に財務健全性の高い優良企業への銘柄組み換えを実施する方針を踏まえると、一時的にパフォーマンスに優れない銘柄を多く含むことになったとしても、すぐにその時々で最適な銘柄に自動切換えされ、ほったらかしで長期保有する上でも安心な気がしてます。

75銘柄に分散されているとはいえ、偏りがあるのは事実なので、投資のコアになるかはさておき、ETFの特徴を理解した上で、自身の全体のポートフォリオに組み込む選択肢の一つには十分なり得ると思います。

実際私は組み込んでいます(笑)

最後に

HDVの特徴をまとめると

  • 米国大型高配当企業のうち財務健全性に優れた少数精鋭企業へ投資
  • 米国高配当ETFの中でも高い配当利回りが期待できる
  • エネルギー・ヘルスケア・生活必需品といったディフェンシブセクターが多く、下落相場に耐性がある
  • シーゲル氏がおススメするセクター比率が高い

個人的にはヘルスケアや生活必需品といったディフェンシブセクターの比率が高いのも安心感があり、VYMだけだとちょっと物足りない配当利回りを補完する目的でもこのHDV保有しています。

今後もHDVの定期積立は継続していきたいと思いますので、他の高配当ETFとの比較も含め運用成績を報告していきたいと思います。

【運用成績】今月の購入銘柄と資産評価額(2020年4月)

こんにちは、ちろりんです。

長期投資は毎月一定額を機械的に積み立てていくことがとても大切です。

目先の株価の上下や世間の声に惑わされず、継続し続けるためにも今月も積立実績を公開していきます。

今月の購入銘柄

口座種類別


#

口座種類

買付額

1

特定口座(定期積立)

¥245,041

2

特定口座(個別買付)

¥157,913

3

つみたてNISA

¥66,666

4

iDeCo

¥22,829

5

企業型DC

¥25,500



合計

¥517,949

合計:¥517,949

  • 定期積立:私(1,446.68ドル)、妻(\70,000)、長女(\10,000)、長男(\10,000)
  • 個別買付:私(\157,913)
  • つみたてNISA:私(\33,333)、妻(\33,333)
  • iDeCo:妻(\22,829)
  • 企業型DC:私(\25,500)

会社の確定拠出年金や妻のiDeCoも含みますが、将来の資産形成のための拠出額が今月は50万円超と多かったです!

今月は先月に引き続きコロナ禍の影響でまだ割安な価格帯と思われたので、ADR指値で注文しておいたところ、いくつか購入に至ったことが要因ですね。

定期買付分について私は米国ETFをドル建てで定期買付(5銘柄1100ドル分)していますが、ETFの場合投資信託と違い指定金額ぴったり(1株未満の買付)はできないため、月によって多少前後しています。

今月は指摘金額に不足していた銘柄は追加で1株ずつ買ったので、定期買付分が合計で1100ドルよりも大きくなっています。

その他は毎月同じ額の買付設定どおりで特に変わり映えありません(笑)

購入銘柄別

https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vS2zUw8h229g3HhKPS-YeTliYeNnBhpNlmBp1fXw4JQYniSwgy9aQcZgyw6_E0zzcHQmsPZhMA93xib/pubchart?oid=339590033&format=image



#

資産クラス

商品区分

投資対象

銘柄

買付数

買付額(円)

買付額(ドル)

1

株式

投資信託

先進国

Slim先進国

-

¥136,162

-

2

DC海外株式(日興ヘッジなし)

-

¥25,500

-

3

米国

SBI-VOO

-

¥43,333

-

4

ETF

高配当

VYM

3

¥24,542

$229.00

5

SPYD

8

¥23,627

$220.46

6

HDV

3

¥25,297

$236.05

7

SDIV

12

¥10,931

$102.00

8

セクター

VDC

2

¥31,207

$291.19

9

VHT

2

¥37,722

$351.98

10

小型株

IJR

6

¥34,937

$326.00

11

個別銘柄

グローバル

RDS.B

20

¥69,125

$645.00

12

DEO

4

¥55,566

$518.48











合計

¥517,949

$2,920.16

今月特筆すべきはSDIVです。

どんなETFか一言でいうと「世界で分配金利回りが高い100銘柄に投資するグローバルX社の米国ETF」です。

詳細は別記事で紹介したいと思いますが、購入にいたった経緯はコロナ禍ですごく割安な価格になっていたから。

配当利回り10%以上と数字だけ見るととても面白いので、お試しで買ってみました。

今後の運用成績がどうか継続観察して、またご報告したいと思います。

これまで気になってはいたけど、なかなか手が出せずにいた銘柄にもチャレンジしやすい価格帯になってるものも多いと思うので、皆様も余剰資金で投資を楽しんでみるのもいいと思います。

資産評価額

今月末時点の資産評価額

https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vS2zUw8h229g3HhKPS-YeTliYeNnBhpNlmBp1fXw4JQYniSwgy9aQcZgyw6_E0zzcHQmsPZhMA93xib/pubchart?oid=507195446&format=image

会社の確定拠出年金が全体の四分の一、それ以外に個別に拠出しているもの(定期積立、つみたてNISA、iDeCo)が四分の三くらいの割合です。

f:id:chirorin634:20200502165550p:plain

投資カテゴリ別だとインデックス投資が全体の四分の三、その他が四分の一くらいです。

個人的にはインデックス比率が60%程度になるよう買い増しを続けていきたいです。

債券に関しては、以前会社の確定拠出年金で一部積み立てていたものになります。

現在は会社の確定拠出年金も含め、毎月購入分のアセットアロケーションは株式100%に振っており、今後も比率を下げていく予定です。

これまでの評価損益

https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vS2zUw8h229g3HhKPS-YeTliYeNnBhpNlmBp1fXw4JQYniSwgy9aQcZgyw6_E0zzcHQmsPZhMA93xib/pubchart?oid=934797906&format=image

先月末時点ではコロナの影響で評価損(これまでの積立額>時価評価額)となっていましたが、この一ヶ月でだいぶ戻してきたなという印象です。

まだまだコロナの先行きは不透明ではありますが、長期で見ればいつか収束し、それに伴い株価も正常に戻ると信じているので、狼狽売りなどせずバイ&ホールドを続けていきたいと思います。

最後に

これまでExcelしか使ったことがなかったのですが、Googleスプレッドシートを使ってみることにチャレンジしています。

クライアント先でも全社的、もしくは対外的なやり取りはまだまだMS Officeが主流ではありますが、プロジェクト内やチーム内ではGoogleスプレッドシートだったり、Googleドキュメントでの共有も増えてきています。

世の中のトレンドにアンテナを張り、わからないことは調べながら実際にやってみるということは投資においても当てはまる部分があるかなぁなんて思うゴールデンウィーク初日でした。

【VYM】高配当ETFの王道!私も保有するバンガード・米国高配当ETFの紹介

こんにちは。ちろりんです。

インカムゲインを目標に低コストかつ高配当のETFを調べると次の3つに行き着くと思います。

VYM・HDV・SPYDです。

今回はこの中から2006年設定と最も歴史があり、私も保有する高配当株式ETF、VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF、バンガード・米国高配当株式ETF)について解説します!

VYMってどんなETF

基本情報


ティッカー

VYM

名称

バンガード米国高配当株式ETF

ベンチマーク

FTSE High Dividend Yield Index

設定日

2006年11月10日

ファンド純資産総額

396億米ドル(4.2兆円)

構成銘柄数

394銘柄

構成基準

時価総額加重平均

経費率

0.06%

配当利回り

3.58%

配当月

年4回(3月,6月,9月,12月)

米国大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組入 れています。

高配当な大企業に絞っているにも関わらず、約400銘柄と多くの銘柄に分散されており、1企業の業績が悪化して無配になったり、株価が急落したとしても、VYM全体への影響は少なくなります。

この点は安定的に高配当を得たいという目的に合致しており、複数ある高配当ETFの中からVYMを選択する理由の一つです。

また設定も2006年と古く、リーマンショックを乗り越えている点も安心感があります。

直近のコロナショックでは市場全体の株価下落に合わせて値下がりしてますが、その分配当利回りも上昇し、逆に買い時だと言えるかもしれません。

構成上位銘柄



#

ティッカー

銘柄名

構成比率

累積比率

SPYD

HDV

ダウ

1

JNJ

Johnson & Johnson

4.3%

4.3%







2

JPM

JPMorgan Chase & Co.

3.4%

7.7%







3

PG

Procter & Gamble Co.

3.3%

11.0%







4

INTC

Intel Corp.

2.8%

13.8%







5

VZ

Verizon Communications Inc.

2.7%

16.6%







6

T

AT&T Inc.

2.6%

19.2%







7

MRK

Merck & Co. Inc.

2.4%

21.6%







8

PFE

Pfizer Inc.

2.2%

23.8%







9

KO

Coca-Cola Co.

2.1%

25.9%







10

CSCO

Cisco Systems Inc.

2.1%

28.0%







11

PEP

PepsiCo Inc.

2.1%

30.0%







12

XOM

Exxon Mobil Corp.

2.0%

32.0%







13

WMT

Walmart Inc.

1.9%

33.9%







14

CMCSA

Comcast Corp. Class A

1.9%

35.8%







15

CVX

Chevron Corp.

1.7%

37.5%







16

BMY

Bristol-Myers Squibb Co.

1.6%

39.1%







17

MCD

McDonald's Corp.

1.5%

40.7%







18

AMGN

Amgen Inc.

1.5%

42.1%







19

LLY

Eli Lilly & Co.

1.4%

43.6%







20

NEE

NextEra Energy Inc.

1.4%

45.0%







21

PM

Philip Morris International Inc.

1.4%

46.4%







22

ABBV

AbbVie Inc.

1.4%

47.8%







23

WFC

Wells Fargo & Co.

1.3%

49.1%







24

IBM

International Business Machines Corp.

1.2%

50.3%







25

GILD

Gilead Sciences Inc.

1.2%

51.5%






上位10銘柄で全体の28%(上位24銘柄で全体の50%)を占めています。

ライバルETFとの比較のため、SPYD、HDVにも含まれる銘柄に✔をいれています。

注目すべきは上位10銘柄すべてがダウ構成銘柄に含まれていること!

このETF一つで米国を代表する超優良企業かつ高配当の銘柄にまるっと投資できると言えます。

また上位銘柄を見るとわかる通り、ジョンソン&ジョンソン、インテルコカ・コーラペプシコウォルマートなど日本でもおなじみの企業も多く、初めての海外ETF投資だとしても親しみやすいかと思います。

個別の高配当銘柄を保有するのもいいですが、決算書読んで銘柄分析したり、高配当でなくなったものを都度入れ替える手間などを考えると、そうしたことを勝手にやってくれるVYMは楽ですね

セクター比率

11の業種別にその構成比率を見てきたいと思います。

ここでも競合となるSPYD、HDVや米国大型株の代表VOOとも比較してみたいと思います。

f:id:chirorin634:20200429132040p:plain
セクター構成比率

並べてみると同じ高配当ETFと言っても、その中身にはかなりの違いがあることがわかると思います。

今回はVYMの特徴に絞って説明します。

まず特徴の一つに高配当銘柄も多くある不動産セクター(REIT)は含まれていないという点があります。

これは米国内国歳入庁(IRS)の定める適格配当(qualified dividend)に対して、現行適用されている優遇税率が、REITには適用されないためです。

また、米国大型株から高配当銘柄上位を選定したVYMですが、米国大型株全体(S&P500)に投資するVOOと比較すると情報技術(IT)セクター比率が少ないという点も特徴の一つです。

近年の米国の成長企業といえばGAFAで代表されるGoogleAppleFacebookAmazonなどのIT企業があり、これらの銘柄がここ数年の米国市場の株価を牽引してきたといっても過言ではありませんが、これらは無配であったり、配当利回りが低いため構成銘柄には入っていません。

蛇足ですが、GAFAに並ぶマイクロソフトは以前はVYMに含まれていましたが、株価の上昇に伴い配当利回りが低下してしまったため、現在では含まれていません。

配当実績

直近10年の配当推移

https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vREnGG-INHlI745MrVhrg5kGAuOrW8b93VdNdPzm9GoWe3CznqC1vIT45fYhsehs4P15EadE-U1pZkb/pubchart?oid=2068639092&format=image

バンガード公式HPから取得できたデータの範囲で掲載しているため、リーマンショック時のデータを掲載できないのはご容赦ください。

ただ、直近10年間に限っては順調に増配を続けています。

増配しているにも関わらず、配当利回りは3%前後で推移していることから、株価も順調にあがっており、VYMは高配当銘柄でインカム狙いではありますが、キャピタルゲインも狙える優秀なETFだと思います。

最後に

VYMの特徴をまとめると

  • 超低コスト(0.06%)で 米国大型高配当企業に投資できる
  • 銘柄・セクターともに分散されたバランスの取れたETF
  • リーマンショックも乗り越えており安心して長期保有できる

敢えてデメリットをあげるなら、十分な分散を行いリスク低減していることで、配当利回りが2%台の銘柄も多数含むこととなり、全体としては3%強の配当利回りと、他のSPYD, HDVに比べると物足りないというところでしょうか。

ただ、私が高配当ETFで一つおススメするなら何?と聞かれたら自信をもってお勧めするのがこのVYMです!

今後もVYMの定期積立を継続していきたいと思います。

ADR(米国預託証券)って何だ?米国株式との違いとメリット・デメリット

こんにちは。ちろりんです。

外国株式投資を考え、調べたことがある方なら、「ADR」について一度は聞いたことがあるかもしれません。

でもADRって何なの?米国株式とは違うの?わざわざ買う必要があるの?といった疑問を持っている方も多いと思います。(私はそうでした。)

そこで、将来自分の子どもたちにも説明できるよう、私が調べたことを簡単にまとめておきたいと思います。

ADR米国預託証券)とは?

ADRとはAmerican Depositary Receiptの略で日本語では「米国預託証券」と呼ばれています。

もともとはアメリカの投資家がアメリカ以外の外国企業に自国通貨(米ドル建て)で投資できるように作られたものです。

と言われてもよくわからないと思いますので、もう少し解説します。

投資家にとっての問題点

投資に興味を持ち色々調べていく中で、今後人口増加し経済成長が期待できるインド企業の株式を購入したい!と考えたとします。

しかし、現地の規制により、海外の投資家が直接その国の個別株式を買うことはできません。

このままでは、せっかく発見した魅力的な企業への投資ができず、指をくわえて諦めるしかないのでしょうか。

この問題点を解決してくれるのがADRです。

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ADRの仕組み~ADRは株なの? | 米国預託証券(ADR)特集 | 特集 | 楽天証券

ADRの仕組み

ここでは難しい(細かい)説明は省いて簡単に説明します。

先ほど現地の株式を外国投資家が直接買うことはできないといいました。逆に言えば、現地で現地の株式を買うことは問題なく行えるわけです。(日本人が日本の株式を購入できるのと同じで、当たり前ですね。)

そこで以下のステップを踏みます。

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  1. アメリカのC銀行がインド現地でB社株式を購入し、インド現地の銀行に預ける
  2. C銀行はインド現地で預けたB社の株式を裏づけとした預かり証券(預託証券)を発行する
  3. B社とC銀行は発行された預託証券を米国証券取引所に上場させる

そして何より重要なのが上記2です。上図でもご覧の通り、C銀行が発行した米国預託証券はインド本国のB社株式に対する所有権そのものであることから、米国預託証券保有者はB社の実質的な株主となるのです。

上場審査手続きを通過し米国株式市場に上場されることになったB社のADRは、これによって米国に上場されている米国企業の株式と同様に売買することが可能となります。つまり米国証券取引所にアクセスできる投資家であれば、インドB社のADRをあたかも米国企業の上場株式であるかのように取引することができるようになるのです。
ADRの仕組み~ADRは株なの? | 米国預託証券(ADR)特集 | 特集 | 楽天証券

こうして、米国株式市場で取引できる人であれば、ADRを通じて各国の実質的に現地株式への投資が可能となります。

ちなみに日本のトヨタソニーなどもADRとして上場しています。(日本人の私たちがあえてADRを通じてそれらの株式を買う必要はなく、普通に日本株を円で購入すれば問題ありませんが。)

ADRのメリット

ADRの仕組みはわかったところで、私たちが敢えてADRを購入するメリットについて説明したいと思います。

  1. 簡単に各国の株式を購入できる
  2. 高配当銘柄がたくさんある
  3. 二重課税の対象とならない

順番に説明していきます。

1.簡単に各国の株式を購入できる

ADRの仕組みでも説明しましたが、ADRとして上場している各国の株式を実質的に購入することで国際分散投資をすることができます。

本来であれば証券会社の口座を開設し、現地通貨を用意し、口座に入金の上、現地証券会社を通じて購入手続きをするといった手間が生じます。

購入通貨を用意する為替手数料や株式購入手数料も、比較的安価な米ドル、米国株と同じ程度で済みます。

ADRは米国株式市場に上場していますが、米国の証券会社で口座を開かなくとも、日本の証券会社から購入することが可能です。

またADRはドル建てなので、為替手数料がお得な住信SBIネット銀行で円をドルに交換し、その後ドルをSBI証券に移してから、そのドルでADRを購入するというやり方をおすすめします。(私もこのやり方でADRを購入しています!)

2.ADRには高配当銘柄が多い

以下はADR配当利回りランキング上位のものです。

これを見るとインカムゲインによる不労所得の確保を目指す投資家としては興味をそそられるのではないでしょうか。

私もRDS.BとBTIは少しではありますが保有しています。(これまで個別株は投資対象外としていましたが、コロナショックで本来の価値以上に割安になったかもと思い、3月、4月で購入しました。)


ADR配当利回りランキング as of 4/24/2020

#

シンボル

銘柄名

配当利回り

セクター(GICS)

産業(GICS)

市場

1

RDS-B

ロイヤル・ダッチ・シェル

Royal Dutch Shell plc

11.14%

エネルギー

石油・ガス・消耗燃料

NYSE

ADR(イギリス)

2

WBK

エストパック銀行

Westpac Banking Corporation

11.12%

金融

商業銀行

NYSE

ADR(オーストラリア)

3

BP

BP

BP p.l.c.

10.72%

エネルギー

石油・ガス・消耗燃料

NYSE

ADR(イギリス)

4

BTI

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ

British American Tobacco p.l.c.

7.46%

生活必需品

タバコ

NYSE

ADR(イギリス)

5

VOD

ボーダフォン・グループ

Vodafone Group Plc

7.30%

電気通信サービス

無線通信サービス

NASDAQ

ADR(イギリス)

これは2020/4/24時点の情報です。最新の情報は以下サイトをご参考にしてください。

ADR(米国預託証券) - 米国配当株:利回りランキング | インカム投資ポータル

3.二重課税の対象とならない

ADRに限った話ではなく、米国株式や米国ETFでも言えることですが、二重課税の問題があります。

日本株の配当金にかかる税金は20.315%です。

これに対して米国株の配当金については、米国内で10%取られた後米ドルで支払われた後、日本国内でも日本株同様に20.315%取られてしまいます。

つまり実際に受け取る配当金は

(100%-90%)×(100%-20.315%)
=90%×79.685%
71.7165%

約28%強の税金が取られることになります。

ただし、確定申告をして「外国税額控除」を受けることで、米国内で支払う税額分については所得控除を受けることができるため、実質的には日本国内の株式と変わらなくなりますが、確定申告をする手間がかかったり、そもそも所得控除を受けるだけの所得がない場合には外国税額控除で取り返すことができません。

一方で、上記表にあるような英国ADRやオーストラリアADRなどは米国市場に上場してはいますが、米国株ではないため、最初から米国内での配当金に対する現地課税がなく、上述の米国内と日本国内の二重課税は発生しません!

これは手間をかけずに、配当収入を高めたい個人投資家にとって、とてもありがたいことです。

ADRに関してはそもそも二重課税されていないため、確定申告での外国税額控除は使えないことを念のため書き添えておきます。

ADRのデメリット

一見メリットばかりに思われるADRですが、デメリットにはどんなものがあるでしょうか。

1.ADR管理手数料がかかる

私が実際にADRを購入しているマネックス証券には以下記載がありました。

預託証券の発行管理に関する費用実費をご負担いただきます。
預託証券を発行する金融機関(預託銀行)から、一定期間毎に管理費用が徴収される場合があります。この管理費用について、お客様のADR保有残高に応じて、実費を外国株取引口座の米ドルのお預り金からお引落いたします。(不足する場合は、ご入金が必要となります。)
一般的に四半期~1年毎に1株あたり0.25~5セント程度の管理費用がかかります。
米国株 米国預託証券(ADR)/マネックス証券

このADR管理手数料ですが、銘柄によっても異なり、また事前にいくらかかるかはわからないので、その点はあらかじめ認識しておく必要があります。

私が保有しているADR銘柄について、表面的な配当利回りだけでなく、ADR管理手数料を加味した実質配当利回りがどうかについても、今後紹介していこうと思います。

ただ、これも国内投資信託における信託報酬のようなものと思えば、ADR固有の話ではなく、日本株インデックス投資でも同様のことが言えそうなので、そこまで気にすることでもないかもしれません。

2.ADRのみが上場廃止となる場合がある

ADRの仕組み」でもご説明した通りADRは現地株式そのものではなく、あくまで現地株式を裏付けとした預託証券を上場させたものですので、現地株式自体が上場継続していたとしても、ある日突然ADRのみが上場廃止となってしまう可能性はあります。

個別銘柄への投資である以上、原株式の上場廃止リスクがあることは承知していることと思いますが、自分が投資しているADRにはそれ以外の要因で上場廃止となる可能性があるということは予め理解しておく必要があります。

終わりに

配当によるインカムゲインでのセミリタイアを目指す私にとって、ADRは有効な選択肢の一つとなりうるものですが、ADRはあくまで個別銘柄への投資であり、ハイリスクであることは念頭に、ADR一辺倒にならず、インデックスをコアとしたサテライト的な位置づけでの投資を心がけていきたいと思います。

【DEO】インデックス投資派の私が保有する個別銘柄。ディアジオは世界一の酒類メーカー!

こんにちは。ちろりんです。

平日はサラリーマン、休日は子育てと日々銘柄選定に割く時間もなく、個社ごとの決算書を読み解く会計知識もなく、大量の個別銘柄に分散投資するだけのお金もない、どこにでもいる一般的な個人投資家として、インデックス投資を原則として資産運用しています。

そんな私が、敢えて個別銘柄である【DEO】ディアジオを購入している理由を書いてみたいと思います。

ディアジオ社って何の会社??

事業内容

世界180ヶ国以上で酒類を販売するグローバルな酒造メーカーです。酒類メーカーとしては世界一位の規模を誇ります。ライバルとなる2位以下の競合企業はこんな感じです。

1位ディアジオ(イギリス)
 世界で最も普及するスコッチウィスキー「ジョニーウォーカー」を有する。業界1位
2位ペルノ・リカール(フランス)
 ワインに強み。ワイン世界一。業界2位
3位ビーム・サントリー(日本)
 ビームはアメリカ。サントリーが買収した。業界3位
4位バカルディ・マルティーニ(バミューダ
 バカルディキューバ、マルティーニはイタリアにルーツを持つ。業界4位

ブランド

【DEO】ディアジオ-ブランド
ディアジオ社の保有ブランド
ディアジオ社の名前を知っている人は少ないかもしれませんが、保有しているブランドは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

スミノフ、ギネスビール、ジョニーウォーカーなどは日本のコンビニでも売っているメジャーなブランドで。他にも紹介するとこんなブランドがあります。

普段お酒を飲まない人でも知っているものが多かったのではないでしょうか。

それだけ私たちの生活に密着した身近な存在ってことだと思います。

地域別売上構成

【DEO】ディアジオ社の売上地域
【DEO】ディアジオ社の地域別売上比率
出典:ディアジオ社公式ホームページより

  • 35% : 北米
  • 24% : ヨーロッパ
  • 20% : アジア・パシフィック
  • 13% : 南アフリカ
  • 8% : 南米

21世紀に人口増加が期待されるアフリカや南米、アジア・パシフィックなどの新興国などの売り上げ比率も高く、今後の成長にも期待できると思います。

特にお酒はタバコ、コーヒー、砂糖水(コーラなどのジュース)などと並ぶ趣向品で、健康にはマイナスイメージがあるかもしれませんが、依存度が高く、不景気でも需要が落ち込まないという側面もあります。

これは長期保有を前提とする上でも安心できます。

株式(配当)情報

出典:dividend.comのホームページより(2020.4.25)

  • ティッカー:DEO
  • 本社:イギリス ロンドン
  • 配当利回り:2.04%
  • 1株配当:年間2.70ドル
  • 配当性向:46.68%
  • 連続増配年:7年
  • セクター:生活必需品

連続増配年7年です。配当利回りは、2.04%。配当性向についても、46.68%とまだ余裕があります。

【DEO】ディアジオはイギリスで上場しているDGEのADRであるため、配当の現地課税がありません。「ADRとは何か」は別記事で紹介しますので、そちらをご覧ください。

高配当とまではいきませんが、現地二重課税がなく今後の増配余力もあり連続増配の実績もある点は魅力的です。株価の上昇(キャピタルゲイン)と増配(インカムゲイン)の両方を期待できる優良銘柄の一つだと思います。

私が【DEO】ディアジオを買う理由

これまでディアジオについて語ってきましたが、私がディアジオを買う理由をまとめると以下の通りです。

✔ 長期的な成長が期待できる
 (人口増で市場拡大が期待できる地域での売上構成比率が高い)
✔ 生活必需品セクターで不景気に強いディフェンシブ銘柄で長期保有も安心
✔ 連続増配銘柄で今後のインカムゲイン増加に期待
✔ 私自身お酒が大好きで最も愛着を持って保有している銘柄(笑)

長期投資は「継続するたいこと」が最も大切なので、投資を楽しんで行える最後の点が一番の理由かもしれませんw

インデックス投資は最初に方針(アセットアロケーションと具体的な銘柄と購入金額)決めて、定期積立設定してしまえば、あとはほったらかしでいいというメリットがある反面、退屈で物足りないというデメリットもあります。

その点を補ってモチベーション維持できるなら、インデックス投資だけにこだわらず、スパイス的に個別銘柄を組み入れるのもありかなと。

最後に

とはいえ投資の目的は不労所得インカムゲイン)だけの生活実現。

その為の資産拡大としての長期インデックス積立投資が原則なので、個別銘柄への投資はポートフォリを全体の5%は超えない範囲で、当初の目的を見失わないように実績していきたいと思います。

我が家の積立投資プラン公開

積立投資の目標

目標金額

経済的自立=不労所得で生活費全てを賄うことを目標としている。

我が家の場合、2019年の実績(平均)として毎月40万円の支出(生活費)がありました。

これを不労所得で賄おうとすると、、、

 月40万円(手取り)
=月50万円(額面) ※所得税等20%想定
=年600万円(額面)

ということで、目標は年間600万円の不労所得

不労所得の内訳

不労所得の代表例として以下2つがある。

  1. 配当所得
  2. 不動産所得

配当所得だけで目標達成しようとすると期待配当利回り3.5%として600万円÷3.5%=1億7,143万円分の株式が必要

これって現実的なのか、、、

積立投資シミュレーション

前提

  • 夫婦共働きのため、妻の収入すべて+αを投資にまわす

  ※幸いにも現時点、私の収入だけでナントカ生活費は賄えている
   今後こどもが大きくなって教育費がかかってきたらどうなるかわからないけど、、、

  • 投資で得た収益は再投資して複利運用

積立条件

  • 投資元本:400万円(2020/1/1時点で既に積立中の金額)
  • 毎月積立額:30万円
  • 想定利回り:6.5%(全世界に分散投資した場合の想定期待利回り)
  • 積立開始日:2020/1/1(31歳)

積立シミュレーション結果

積立投資シミュレーション

目標としている20年後は1億6,175万円(配当所得566万円)とわずかに届かなかったが、21年後には1億7,629万円(配当所得617万円)と机上計算では配当所得だけで経済的自立を達成できるようです。

積立開始1年目~21年目までの詳細は下表ご参照

積立投資シミュレーション表



経過年数

年齢



累計積立額(万円)

資産額(万円)

配当所得(3.5%)

1年目

32歳

2020年末

430万円

798万円

28万円

2年目

33歳

2021年末

460万円

1,222万円

43万円

3年目

34歳

2022年末

490万円

1,675万円

59万円

4年目

35歳

2023年末

520万円

2,158万円

76万円

5年目

36歳

2024年末

550万円

2,673万円

94万円

6年目

37歳

2025年末

580万円

3,223万円

113万円

7年目

38歳

2026年末

610万円

3,810万円

133万円

8年目

39歳

2027年末

640万円

4,436万円

155万円

9年目

40歳

2028年末

670万円

5,104万円

179万円

10年目

41歳

2029年末

700万円

5,817万円

204万円

11年目

42歳

2030年末

730万円

6,577万円

230万円

12年目

43歳

2031年

760万円

7,389万円

259万円

13年目

44歳

2032年

790万円

8,255万円

289万円

14年目

45歳

2033年

820万円

9,178万円

321万円

15年目

46歳

2034年

850万円

10,164万円

356万円

16年目

47歳

2035年

880万円

11,216万円

393万円

17年目

48歳

2036年

910万円

12,338万円

432万円

18年目

49歳

2037年

940万円

13,535万円

474万円

19年目

50歳

2038年末

970万円

14,812万円

518万円

20年目

51歳

2039年

1,000万円

16,175万円

566万円

21年目

52歳

2040年末

1,030万円

17,629万円

617万円

我が家の積立投資額(実績)as of 2020/4/21

シミュレーションの結果から、毎月30万円積立られれば、なんとか目標達成できることがわかったので、妻とも相談し、今年から家族全体で以下の通り積立継続中♪

一応夫婦のみで毎月30万円を拠出してます。(会社の企業型確定拠出年金iDeCoも含んでいるので若干ずるかもしれませんが、資金がそこまで潤沢なわけではないので、、、)

将来子供に金融リテラシーを身に付けさせようと、わずかながら子供の口座でも積立投資実践中!中学生くらいになったら本人に運用を任せてみたいな(^^♪

最後に

今後は毎月30万円で何に投資しているのか、具体的なアセットアロケーションポートフォリオについても記事にしていきます。

こんなこと聞いてみたいといったご要望あれば是非コメントください。

可能な範囲でオープンにして、みなさんの参考になればと思ってます。